中國科學院高エネルギー物理研究所(以下、同研究所)が18日に発表した情報によると、中國初の完全に獨自の知的財産権を持つ乳がん診斷のポジトロン斷層法 (略稱はPET)が、國家食品薬品監(jiān)督管理総局(CFDA)が発行する國家3類醫(yī)療機器登録証を取得し、市場での販売と臨床使用を認められた。科技日報が伝えた。
首都醫(yī)科大學宣武病院PETセンター長の馬雲(yún)川氏は、「伝統(tǒng)的な検査では、乳腺の組織構造が変化しなければ乳がんを特定できなかった。これは乳がんの中期?後期だ。今ならば乳がんを特定できる時期を少なくとも半年、さらには1?2年早めることができる」と述べた。同研究所副所長、プロジェクト首席科學者の魏竜氏は、「東洋人女性の特徴に合った乳がん診斷専用の環(huán)狀診斷機という優(yōu)れたデザインを採用し、感度、畫像の解像度が高くなっており、乳がんの早期発見能力を大幅に強化できた」と説明した。
PETは腫瘍の「代謝異常」の段階での診斷が可能で、これを畫像化できる。従來の技術より腫瘍を早く発見でき、早期診斷?治療の目的を達成できる。がんの変化の過程において、乳腺の組織の代謝機能の変化は構造の変化よりも早い。ゆえにX線、超音波、CTスキャン、核磁気共鳴などの、乳がんの構造を畫像化する検査によって得られる情報よりも、PETによって得られた機能面の情報の方が乳がんの早期診斷に適している。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2015年8月19日