フランスの華字紙「歐洲時報」によると、東洋の文化や歴史が詰まった中國現地のドキュメンタリーが、多元的な世界のドキュメンタリー界で際立った存在となり、少しずつ國際舞臺進出を果たしている。うち、「1937南京記憶」や「舌で味わう中國(原題:舌尖上的中國)」など、中國のオリジナルドキュメンタリーは、歐洲でも放送され、好評を博している。歐洲の多くの映畫人も、中國をテーマにした映畫やドキュメンタリーを制作し、西洋の視聴者に、4000年の歴史を誇る神秘的な中國の現代における変化を伝えている。中國新聞網が報じた。
■獨と仏で近年の中國を紹介するドキュメンタリーが好評
獨仏共同出資のテレビ局「アルテ」は最近、「中國、新しいスーパー強國!」と題するドキュメンタリーをゴールデンタイムに放送。好評を博し、ドイツだけでも視聴者が100萬人を超えた。
ドイツ紙「フランクフルター?ルントシャウ」は12日、全3話の同ドキュメンタリーを紹介する同名のタイトルの記事を掲載し、過去100年の間に、中國がどのように大國へと成長したかを紹介した。
同ドキュメンタリーをめぐり、フランスのネット上では議論が巻き起こっている。中には、偏見や懐疑的な見方を持つネットユーザーもいるものの、「これまで知らなかった中國を知ることができた」とし、「本當の中國を知ることができる番組」と評価する聲も多かった。
■ドキュメンタリーを通して中國人を理解
歐州で、中國人や中國資本が増加するにつれ、歐州の人々の間で、現地で生活する中國人についてよく知ろうとする動きが出てきた。その方法の一つがドキュメンタリーだ。
スペインの首都マドリードで今年3月、「マドリードの新世代の中國人企業家」と題するドキュメンタリーが放送された。同ドキュメンタリーは、弁護士や旅行社、大型文具企業、デザートチェーン店、中國語ファッション雑誌、輸出入貿易など、さまざまな業界の若い中國人創業者を紹介し、スペイン人に同國で生活する中國人や中國人ビジネスマンについて正しく理解してもらうのが狙いだ。