また、調査対象となった農民工のうち、「現在の職場には、基本年金制度が整っていない」と答えた人は35.9%に上った。これは、社會保障システム、特に年金システムの対象範囲に、農民工を組み入れることが急務となっている現狀を反映している。
出稼ぎに出る主な理由として、「経済的に苦しいため、都市部に稼ぎに行かなければならない(46.2%)」が最も多かった。「農村ではキャリア発展の機會がない(34.1%)」が続き、第3位は、「チャンスを摑んでより多くのお金を稼ぎたい(23.0%)」だった。このほか、「都市生活への憧れから」「子供の就學?就業(yè)のため」などの理由も上がった。
將來の展望については、「今の職場で仕事を続ける」と答えた農民工はわずか9.6%、「都市で、もう少し楽な仕事を探す」が38.8%、「農村に戻る」が21.2%、「分からない」が30.4%だった。
今回の調査に答えた農民工が攜わる業(yè)種は、製造業(yè)、交通?運輸?倉庫業(yè)および宅配業(yè)、建築業(yè)など一部の業(yè)界に集中していた。農民工としての経験年數は、「10年以上」が全體の16.5%、「5年から10年」が24.6%、「3年から5年」が32.2%、「1年から3年」が18.5%、「1年未満」が8.2%だった。 (編集KM)
「人民網日本語版」2015年5月7日