左上と右上はお酒と推測されている
酒は中國で悠久の歴史を持つ。しかし酒は揮発しやすく、保存されているものは少ない。陝西省考古研究院が発表した情報によると、西安市で昨年、金代(1115年 - 1234年)の高官の墓が発見され、その副葬品の中から神秘的な液體が見つかった。専門家はこれを、700年以上前の金代の美酒だと推測している。
発掘された2つの黒釉の梅瓶は蓋が閉じられており、中に半分ほどの液體が殘されていた。液體は透明で、不純物が含まれ、臭いはなかった。梅瓶の高さは40センチ以上で、直徑は5?6センチ。梅瓶は古代の酒器の1種であることから、中の液體は當時の酒だと推測されている。このほか、発掘された器物からは食料が発見された。専門家の春雷氏によると、壺から発見された食料には、當時の粟や小麥粉を使った食品が含まれ、すでに検査のため関連機関に送られているという。
西安市で発見された金代の墓は數が極めて少なく、この古墓の発見は稀なケースとなった。墓の主は、金代の陝西地方における、最も位が高い行政長官だった。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年3月23日