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2015年6月3日  
 

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3D印刷技術、先天性心疾患の治療に活用

人民網日本語版 2015年02月06日13:33

3D印刷技術が心臓病の治療に活用される機會が増えている。上海市の數軒の病院が昨年、同技術を左心耳閉鎖術に活用したことに続き、北京阜外病院が先天性心疾患のその他の治療への活用に成功した。科技日報が伝えた。

同病院の放射線科の鄭宏教授が率いる手術チームは、「下腔心房中隔欠損癥」の患者の閉鎖術に成功し、介入性の治療を行えないというタブーを解消した。これにより多くの先天性心疾患の患者が、開胸の苦しみを受けずに済むようになった。鄭教授の「秘密兵器」は、3D印刷技術だ。

3D印刷技術は數年前から醫療機器分野に活用されている。3Dプリンターは人工器官を作成し、立體模型を造形することが可能だ。醫師はこれによって、複雑な手術の判斷を行い、実際に手術をする。患者の心臓手術は非常に複雑で、醫師は需要に応じ適切な醫療機器を準備する必要がある。手術前に患者の心臓模型を作成することで、醫師は手術に使用する動脈管開存癥(PDA)の閉鎖裝置をより正確に判斷?検討?選択できるようになる。これによって治療の成功率が高まり、多くの不可能であった手術が可能になった。

3D印刷技術は主に心臓病に活用されており、構造的心疾患、特に複雑な先天性心疾患の診斷と治療の大きな力になっている。3D印刷技術により、多くの疾患(特に構造的心疾患)の個別化された治療、すなわち「オーダーメイド」の時代が到來している。(編集YF)

「人民網日本語版」2015年2月6日

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