中國の大學は今週から続々と冬休みに入る。今年の春節は2月19日と、昨年より19日遅いこともあり、大學生にとっては、ここ30年で最も長い冬休みとなる。
中國教育部(省)は、各大學が學習狀況に基づいて冬休みや夏休みの開始日、終了日を決められる制度を設けている。各大學は通常、春節の時期に基づいて冬休みの長さを調整する。今年は、春節が例年よりも遅く、それに合わせて新學期開始日も遅くなるため、通常30日程度の冬休みが、最高で60日と大幅に長くなっている。
あるサイトの情報によると、冬休みが最も長いのは北京中央戯劇學院で60日。その他の大學も、開始日や終了日が異なるものの、ほとんどが通常より1週間ほど長い冬休みになっている。
長期休暇に、學生らも期待を膨らませている。15-35歳の學生を対象にしたオンライン調査では、回答者の約半數が、「いろんな所に行きたい」と答えた。
観光市場では、學生からの問い合わせやツアー參加が急増している。中でも、海外遊學が人気となっており、旅行サイト「攜程網」の統計によると、英國や米國、オーストラリアが最も人気の遊學先となっている。また、長期休暇を利用して、試験勉強やアルバイト、就職活動をするという學生も多い。
北京大學に通う胡寧さんは、「両親が大學に通っていた時代は、夏休みと冬休みを合わせても2カ月未満だった。中國には『萬巻の書物を読み、萬里の路を行く』ということわざがある。冬休みにいろんな所に行き、楽しみたい」と語った。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年1月13日