第三軍醫大學を主要メンバーとする中國人民解放軍醫療チームはこのほど、チャーター機に乗りアフリカのリベリアに赴き、エボラウイルス対策の任務を遂行した。醫療チームは必要な醫療設備のほか、2臺の重要な醫療補助設備を初めて使用する。これは中科院西安光學精密機械研究所とその持株會社である中科微光醫療機械技術有限公司が共同開発したV300型「投影型赤外線血管表示裝置」で、血管の位置と奧行きを同時に識別する世界初の機能を実現した。中國科學報が伝えた。
アフリカの患者は皮膚が黒く、醫療スタッフも分厚い防護服、メガネ、複數の手袋を著用する必要があるため、血管の正確な位置を把握しがたい。同裝置は主に血管に含まれる赤血球の近赤外光の吸収率がその他の組織と異なるという原理を利用し、デジタル映像の一連の処理を通し、皮下血管の位置を皮膚の表面に表示する。これにより醫療スタッフは、患者の皮下の細い血管をはっきり識別できるようになる。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年12月12日