中國核能電力(CNNP)が発表した情報によると、福清原発1號機が11月22日11時に168時間に及ぶ試験運転を完了した。1號機は発電事業許可証などの手続きを終え、監督管理部門の承認を得てから、正式に本格稼働を開始する。これにより、中國の稼働中の原発は7基に増加する。科技日報が伝えた。
福清原発1號機は2008年11月21日にコンクリート流し込みを開始し、正式に著工した。今年6月に初めて充填を完了し、8月に初めて送電に成功した。福島原発事故後、福清原発1號機は中國國家核安全局の要求に基づき14件の技術改良を行い、極端な災害が重なるといった狀況を十分に想定した上で原子爐の安全水準を高めた。
福清原発の1?2號機の國産化率は75%に達し、3?4號機は80%以上を目指す。1?4號機は第2世代改良型加圧水型原子爐で、中國の100萬kW級原子爐のうち自主化率?國産化率が最も高い原子爐の一つであり、安全性が高い。5?6號機は中國が獨自の知的財産権を持つ第3世代原子爐「華竜1號」で、投資総額は1000億元弱に上る。同プロジェクトは初めて原発総合請負建設モデルを採用し、一つの計畫に基づき、いくつかの段階に分けて建設を進めている。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年11月25日