多くの大學が夏休みに學生に対して社會実習に參加するよう要求し、実習終了後に実習先機関の押印のある証明書を提出させている。もし學生が別の計畫があり、実習するつもりがない場合はどうなるか?インターネットでは「実習の押印」を提供するサービスが存在する。北京晩報が伝えた。
大手ショッピングサイト「淘寶網(wǎng)」で「卒業(yè)実習」と入力して検索すると、商品やサービスなど1053件がヒットする。「実習の押印」サービスのみを提供するものは50件に上る。これらサービスの価格は5元(約80円)から100元(約1600円)と様々で、5元の場合は一般的に押印のみで、購入者は自分で文書を作り、書類を印刷する必要がある。100元のコースでは証明書の作成から押印といった一連のサービスに加えて、速達便での郵送まで含まれる。
こうした「実習の押印」サービス提供の業(yè)者はネットで人気を集めており、ある業(yè)者は1週間で20點以上の証明書を販売した。大學生はなぜ「実習証明」まで購入する必要があるのか。北京のある大學生に取材したところ、學院路にある大學の工學専攻の林さんは、授業(yè)が忙しく、課題を終わらせるだけでなく実験にも多くの時間を使うため、休暇でも帰省することも少なく、実習機関に行く十分な時間がないと語る。別の重點大學の文學専攻の敏さんは、文學専攻の學生は就職狀況が厳しいため、彼女も同級生も大學院受験の準備に忙しく、「夏休みは勉強の重要な時期で、退屈な実習に時間を費やす人はいない」という。
取材に応じた多くの大學生が、大學の実習に対する杓子定規(guī)な規(guī)定が勉強や休息、就職活動の時間を妨げていると回答している。また多くの機関や會社も大學生の実習受け入れに前向きではなく、取り消すべきだとの意見がある。教育學博士の侯正方博士も、學生が証明書のために誠実さを手放して偽造に走るのなら、夏休みの実習という規(guī)定を取り消し、學生が自分で夏休みの生活を計畫できるようにすべきだと提言している。「もし學習に専念したいという學生がいるのなら、大學側(cè)は夏休みにどこに実習に行ったかと頭を悩ませるべきではない」(編集YH)
「人民網(wǎng)日本語版」2014年7月21日