長期に渡り、中國の醫療機器産業の発展水準は低く、中?大型、中高級醫療機器と植込み型醫療機器は主に輸入に依存していた。高額な輸入製品による大きな経済的負擔は、醫療費の非合理的な増加、患者の「診察を受けるのが難しい、醫療費が高い」といった問題を引き起こす重要な要因になっている。人民日報が伝えた。
現在、この狀況に改善が見られている。中國の科學技術企業と研究チームは、一連の醫療機器の進展を続け、革新の成果が集中的に得られており、醫療機器のグローバル企業を脅かしつつある。
「脳のペースメーカー」は、主にパーキンソン病や癲癇などの機能性神経疾患、強迫癥やうつ病などの精神疾患の治療に用いられる。中國の適応障害の患者は、1000萬人以上に達する。先進的な植込み型醫療機器である脳のペースメーカーは、技術的なハードルが高く、電子?ソフト?統合生産などの一連の技術が必要とされる。また長期的に體內に植え込まれるため、非常に高い信頼性が必要だ。世界では現在、米國の1社の製品が世界市場を獨占している。
10數年間に渡る科學研究により、清華大學は一連のコア技術とコア部品の難題を解決し、中國獨自の技術システムを形成した。中國は脳のペースメーカーを開発?生産し、臨床応用できる世界で2番目の國になった。
脳のペースメーカーの開発者、清華大學航天航空學院教授の李路明氏は、「2013年5月、清華大學が開発し、北京品馳醫療設備有限公司が生産した脳のペースメーカーがCFDA(國家食品薬品監督管理局)の認証を取得し、中國初の植込み型神経調節機器になった」と説明した。
李氏は、「同製品はすでに十數軒の病院に普及している。臨床治療の効果と定期的な訪問観察によると、各種指標は良好な數値を示している。製品の価格は輸入製品の約半額で、1人の患者の植え込み費用は20?30萬元(約340萬円―500萬円)から約13萬元(約221萬円)に減少し、経済的負擔を大幅に軽減した」と語った。