中國では毎年の春節(舊正月)に、子供たちにお年玉(圧歳銭)を配る伝統的な習慣があり、子供たちを祟りから守る意味がある。経済狀況の改善に伴い、お年玉の持つ伝統的な意味合いが形を変えつつある。大人たちはメンツのためにお年玉を配り、子供たちもお年玉の額を比べ合うようになった。本紙記者がこのほど、北京市の90人の子供(10?13歳)を取材したところ、今年のお年玉の平均額は前年比5%増の4867元(約8萬3000円)に達した。そのうち最もお年玉の多かった子供は2萬元(約34萬円)、最も少なかった子供は0元だった。新京報が伝えた。
◆平均4867元
お年玉のアンケート調査の結果によると、この90人の子供は春節に計43萬8000元(約740萬円)のお年玉をもらい、平均4867元に達した。そのうち過半數の子供のもらったお年玉は、1000?5000元(約1萬7千―8萬4千円)となった。
アンケートに回答した高さん(中學一年生の女子)は、「毎年もらうお年玉の額は安定していて、いつも親戚からもらう。祖父母からはたくさんもらい、1000元に達する。両親の代は500元(約8400円)で、毎年4000元(約7萬6千円)前後になる」と語った。
1萬元(約17萬円)を超えた子供は8人いた。そのうち最も多かった子供は2萬元(計3人)で、そのうちの一人はビジネスマンの家庭、二人は公務員の家庭だった。
◆公務員の家庭、お年玉の平均額が最高