中國とホンジュラスは26日、両國の外交関係樹立に関する共同聲明に署名した。両國政府は共同聲明に署名した日より相互承認し、大使級の外交関係を樹立することを決定した。これにより、中國と外交関係を樹立した國は182ヶ國となった。これは、「一つの中國」原則の堅持が國際的な大義と合致し、時代の潮流に沿った正しい選択であり、人心の向かうところ、大勢の赴くところであることを十分に物語っている。（人民日報「鐘聲」國際論評）

中國とホンジュラスの國交樹立はいかなる者、いかなる勢力にも阻止できない歴史の潮流だ。「一つの中國」原則の厳守を承認し、約束し、いかなる前提條件も設けずに中國と國交を樹立する。これはホンジュラス政府が自ら行った正しい政治決斷であり、ホンジュラスの國家と國民の根本的利益及び長期的利益にかなうものであり、歴史の正しい側、圧倒的多數の國々の側に立つことを選択するものでもある。過去數年間で、中國はサントメ?プリンシペ、パナマ、ドミニカ、ブルキナファソ、エルサルバドル、ソロモン諸島、キリバス、ニカラグアなどの國々と外交関係を樹立または回復した。

中國とホンジュラスの國交樹立により、両國関係は全く新たなページを開いた。國交樹立により、雙方間の協力実施における政治的障害はなくなった。中國は平和共存五原則を基礎にホンジュラス側と各分野で友好的協力を強化することを望んでいる。雙方は連攜と協調を強化し、重要な二國間協定や協力メカニズムについて協議を加速してできるだけ早期に合意し、両國関係の支えとなる「骨格」を迅速に作り上げる。中國は、ホンジュラスが「一帯一路」（the Belt and Road）共同建設イニシアティブ、グローバル発展イニシアティブ、グローバル安全保障イニシアティブ、グローバル文明イニシアティブを支持し、これらに參加して、関係する枠組みの下で交流、相互參考、実務協力を促進することを歓迎する。ホンジュラスは、中國と両國関係を一層緊密化し、各分野で両國協力を全速力で推進し、多國間分野で意思疎通や協調を強化し、互恵?ウィンウィンを実現する意向を表明した。中國とホンジュラスの國交樹立は両國民に幸福をもたらすのみならず、発展途上國の団結と協力の強化、國際関係の民主化の推進にも重要な影響をもたらすだろう。

最近、米國は他の主権國家と中國の正常な國家関係の発展を妨害しようとしている。臺灣地區の民進黨當局も無責任な発言を頻繁に行っており、「米國に頼り獨立を謀る」という目的を一層露呈している。我々は米國に対して、「一つの中國」原則及び中米間の3つの共同コミュニケの規定を厳守し、「臺灣獨立」を支持せず、「二つの中國」または「一つの中國、一つの臺灣」を支持しないとの米國首脳の約束を確実に実行するよう促す。我々は臺灣當局に厳正に告げる。「臺灣獨立」分裂活動は中華民族の意志と利益に背き、歴史の潮流に逆行し、破滅への道となる運命にある。（編集NA）

「人民網日本語版」2023年3月27日