中國に影響を及ぼす寒波が最近弱まり、中東部エリアの気溫が大幅に上昇している。江淮以南の大部分のエリアで最高気溫が20度を上回った。安徽省合肥市の8日の気溫は22.1度にのぼり、1月同期の最高気溫(20.5度)を更新した。8日までに、30ヶ所を超える國家観測地點の気溫が1月同期の最高気溫に達するか、これを上回っている。上述したエリアでは12日まで異常に高い気溫が続き、春のような暖かさとなる。12日から15日にかけて強い寒波が到來すると、中東部エリアの高い気溫が徐々に下がる。下がり幅は12度から16度にまで達し、局地的に18度を超えるとみられている。中央気象臺が伝えた。
強い寒波は11日より新疆維吾爾(ウイグル)自治區に影響を及ぼし、急激な気溫低下と強風をもたらす。新疆、甘粛省、青海省の気溫の下がり幅は11日から12日にかけて6度から12度にまで達し、新疆北部は14度を超えるとみられている。
中東部エリアの大半の地域の気溫が12日夜から15日にかけて6度から12度低下する。內蒙古(內モンゴル)自治區、東北地區、江淮、江南などの気溫の下がり幅は12度から16度に達し、局地的に18度を超える。
現在中國に影響を及ぼす雨?雪は少なく、新疆北部のみで持続的に雪が降っている。華南エリアは小雨もしくは雨。強い寒波の到來に伴い、中東部エリアの乾燥して雨が少ないという狀況が変化する見通しだ。
気象専門家は、最近は気溫差が激しいため、天気予報をチェックし、寒さ対策のための暖房や服裝に常に注意するよう促している。同時に春運(春節<舊正月、2023年は1月22日>期間の帰省?Uターンラッシュに伴う特別輸送體制)のピークに當たるため、広範囲の雨?雪が交通に悪影響を及ぼす恐れがあるとして、交通管理當局が発表する道路?線路狀況情報をチェックし、安全な移動を心掛けるようにアドバイスしている。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年1月9日