新型コロナウイルス感染癥の重癥治療に使われ、「救命の神器」と呼ばれる體外式膜型人工肺(ECMO)の初の中國産ECMOが誕生した。光明日報が伝えた。
中國國家薬品監督管理局が5日発表した情報によると、新型コロナウイルス感染癥の重癥者の治療の需要を満たすため、同局はこのほど深セン漢諾醫療科技有限公司のECMO設備の登録申請を緊急承認した。同局によると、これは中國初の國産ECMOで、その性能指標は海外同類製品の水準にほぼ達している。
ECMOは治療補助手段に使用される。ポンプを使い、血液を體內から體外に出し、人工肺で気體を交換し、十分に酸素化した血液を體內に戻すことで、一部もしくはすべての心肺機能を果たすことがその主な原理となっている。重癥?重篤の治療時に心肺の負擔を軽減し、醫療従事者の治療にかける時間を稼ぐ。新型コロナウイルス感染癥の流行初期、ECMOは重癥?重篤治療及び死亡率引き下げの重要な力を発揮したため、「救命の神器」と呼ばれている。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年1月6日