ネットショッピングは今や若者だけのものではなくなり、ますます多くの高齢者がネット通販利用者の仲間入りをし、ネットの世界の新たな消費層になっている。高齢者が購入する商品はますます多様になり、その消費観もますます成熟している。ECプラットフォームの中には、高齢者がより便利にネット通販を利用できるようにするため、高齢者に対応したバージョンアップや改善を打ち出したところもある。
第7回全國人口センサスのデータによると、2021年末現在、中國の60歳以上の人口は2億6400萬人に上り、総人口に占める割合は18.7%だった。この數字は、中國に極めて大きなシルバー経済市場が存在することも示している。
阿里巴巴(アリババ)淘寶(タオバオ)天貓(Tmall)産業発展?運営センターの楊光総裁は、「シルバー層はこれまでは日用品をネット通販で購入していたが、今ではスマートフォン、美術品のコレクション、滋養強壯食品、スマート製品など、生活改善型の商品も購入するようになっている」と述べた。
より多くの高齢者がネット通販の便利さを享受できるようにするため、ECプラットフォームの中には、今年のダブル11(11月11日のネット通販イベント)を前にシニア向けページをバージョンアップし、高齢ユーザーへの対応専門のカスタマーサービス?スタッフを配置したところもある。またシニア向けページには、野菜などの食材や醫薬品などを購入する機能も新たに加えられている。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年11月14日