第10回中國電子情報博覧會で明らかになったところによると、中國のモバイルIoT(モノのインターネット)端末ユーザー數は6月末現在、前年末比2億4000萬人純増の16億4000萬人にのぼっている。デジタル経済発展を支える重要インフラの一つである中國のモバイルIoTは現在、新たな急成長期を迎えている。人民日報が伝えた。
ネットワークインフラがより堅実になり、基礎的サポートの整備が加速している。6月末現在の中國のモバイル通信基地局數は前年末比38萬7000ヶ所純増の1035萬ヶ所。うち5G基地局數は185萬4000ヶ所で、モバイル通信基地局數の17.9%を占めている。中國はすでに世界最大のNB(ナローバンド)‐IoTを完成させており、全國主要都市の郷?鎮以上地域の連続的なカバーを実現している。4Gネットワークは全國都市部?農村部の全般的なカバーを実現している。5Gネットワークはすでにすべての地級市(省と県の中間にある行政単位)、98%超の県庁所在地の市街地、80%の郷?鎮の市街地をカバーしている。
応用シーンが持続的に豊富化し、産業チェーンが持続的に整備されている。中國は現在すでに半導體、モジュール、端末、ソフトウェア、プラットフォーム、サービスなどの部分の比較的整ったモバイルIoT産業チェーンを形成している。NB-IoTはすでに水道メーター、ガスメーター、煙感知器、電動自転車防犯の4業界で1千萬級の接続を実現している。
工業?情報化部(省)の関係責任者によると、モバイルIoTは第14次五カ年計畫期間(2021?25年)にビッグデータ、クラウドコンピューティング、人工知能などの先端技術の実施を擔う重要な表現形式になる。次は重點シーン向けにネットワークの深いカバーを実現し、固定?移動融合、広域?狹域融合の基礎ネットワークを形成し、モバイルIoT技術と各業界の協同融合を加速させる。経済発展の質と効果の向上、社會サービスのスマート化と高効率化、人々の生活の利便性向上を推進する。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年8月24日