青海省海南蔵(チベット)族自治州の數百平方キロメートルにわたり連なる塔拉灘生態太陽光発電パークで、壯観なディープブルーの「太陽光発電の海」が広がっている。
「ソーラーパネルを設置し、生態ガバナンスが同時に展開されるようになってから、一部の巖石砂漠が緑地になり、私たちの生活もますます良くなった」。目の前の土地で生じた変化について、現地で生まれ育った遊牧民の索南卓瑪さんは感慨深かった。
太陽光発電産業パークの建設當初、巖石砂漠は不毛地帯だった。
今やソーラーパネルの下に緑が生い茂っている。
太陽光発電産業パーク內で放牧する遊牧民の索南卓瑪さん。
同自治州は近年、太陽光発電による砂漠化対策の新モデルを模索し、荒漠化?砂漠化土地がいずれも縮小している?!柑柟獍k電+生態ガバナンス+生態牧畜業」の建設モデルが生態修復機能を発揮し、草原?牧場の回復を支えた。「パネルの上で発電、パネルの下で羊を放牧」を実現し、現地の牧民の増収をさらにけん引した。
太陽光発電産業が「牧畜?太陽光相互補完」をけん引し、荒れ果てていた塔拉灘が緑が生い茂る新牧場になった。
青海省には豊富な太陽光日照資源、豊富な荒漠化土地資源がある。青海省はここ數年、自然資源の優位性を利用し、クリーンエネルギーの発展を急ぎ、太陽光発電産業を絶えず拡大している。うち同自治州は高標高地域に位置し、日照時間が長く放射が強く、年平均日照時間が2719時間にのぼり、広い巖石砂漠と荒れ地がある。太陽光発電産業を発展させるための恵まれた條件がある。
同自治州は広い荒漠化土地と太陽エネルギーの資源の優位性を十分に利用し、1千萬kW級クリーンエネルギー拠點の建設を集中的に実施し、新エネ発電プロジェクトの建設を推進するとともに、マルチエネルギー相互補完モデルを模索?構築した。
高圧電線が太陽光発電パークから50キロメートル超離れた竜羊峽水力発電所に送電し、青海省で設備容量が最大の水力?太陽光相互補完発電所を構成している。
太陽光発電産業パーク內で、ソーラーパネルをクリーニングする作業員。
青海省で設備容量が最大の水力?太陽光相互補完発電所「竜羊峽水力発電所」。
同自治州の現在の建設済み?建設中のクリーンエネルギー設備容量は2794萬kWにのぼり、うち太陽光発電は1573萬kW。クリーンエネルギー外部輸送のために建設された超高圧ルートである「西電東送」(西部地域で発電した電気を東部地域に送電すること)青豫(青海省?河南?。┲绷鞒邎R電線は、現地のグリーンな電力を河南省の企業、工業、各世帯に屆けている。
「西電東送」青豫直流超高圧電線
同自治州は第14次五カ年計畫(2021?25年)期間中、國による砂漠、巖石砂漠、荒漠地帯大型風力?太陽光発電拠點の建設を契機とし、自治州內の共和、同徳、貴南、興海などの巖石砂漠地帯で太陽光発電拠點を建設し、4213萬kWの太陽光発電プロジェクトの建設を計畫している。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年8月2日