チームが研究開発したスマート點字教育デバイス(撮影?洪恒飛)
浙江省杭州市でこのほど開催された之江実験室特別開放イベントで、之江実験室科學研究チームが複數の機関と共同で研究開発したスマート點字リーダー、點字教育デバイス、英語デバイスが展示された。
之江実験室ヒューマノイド感知研究センターの専門家である楊文珍氏は、「この3種の點字デバイスには、チームによる世界初の密集ドットマトリクス電磁駆動ミリニュートン級正確觸覚再現技術、中國トップの點字デジタル資源AI(人工知能)リアルタイム生成技術、視聴觸覚同時感知技術が搭載されている」と説明した。
紙の點字書籍は現在も、中國の視覚障害者が知識を學び情報を得るための主要ツールとなっている。點字デジタル化デバイスの普及率が低く、視覚障害者のデジタルデバイドの問題が深刻だ。
楊氏は、「點字AIリアルタイム翻訳アルゴリズムは、このソフトウェアの中核技術の一つで、大量の點字デジタル資源をリアルタイムで生成できる。その運営ロジックとしては、まず中國語や英語などの文字コード規格を統一的にUnicodeに変換してから、點字モードを選択する。さらに點字AIリアルタイム翻訳アルゴリズムを利用することで、異なるタイプの點字を出力できる」と説明した。
楊氏によると、チームは今後、二次元図形觸覚スマート感知デバイスを研究開発し、AI技術によりドット式觸覚畫像をスピーディで正確に生成し、畫像情報を觸覚として視覚障害者に伝える。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年6月14日