米國はこのほどインド太平洋経済枠組み(IPEF)を立ち上げると発表した。中國國際貿易促進委員會の于毅報道官は30日に行なわれた記者會見で、「中國の商工界はこの枠組みがどう進展するか持続的に注目しており、人為による経済のデカップリング、技術封鎖、産業チェーンの斷裂、サプライチェーンの危機の深刻化は見たくない」と述べた。中國新聞社が伝えた。
于氏は、「IPEFの議題には関稅引き下げ交渉の計畫は含まれておらず、市場の參入障壁を撤廃する幅広い措置も含まれていない。中國の商工界は、アジア太平洋地域の商工界の成功は開放協力、互恵ウィンウィンによるものだと考えている。中國は地域協力の強化にとって真にプラスになるイニシアティブ、真に多國間主義を堅持し自由貿易を推進するイニシアティブ、真に経済発展と団結を促進するイニシアティブ、真に開放協力を推進するイニシアティブなら喜んで迎え入れる」とした。
また于氏は、「中國の商工界は、関連のイニシアティブはこの地域の繁栄発展に力を寄與しなければならず、透明性を高め、開放包摂を維持し、経済協力と団結の促進に力を入れるべきで、差別的?排他的なものであってはならない。ましてや既存のメカニズムに損害を與えたりこれを分裂させたりするものでもない」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年5月31日