「トマト栽培の後期の著色促進の方法は?」「葉が分厚くシワがあるのはなぜか?」。李臧朝氏が投稿したショート動畫は、野菜農家が栽培中に直面する難題に対して、正確に答えを示した。人民網が伝えた。
李氏は河北省石家莊市野菜産業協會の會長で、正真正銘の野菜栽培専門家だ。李氏は20年以上にわたり農業テクノロジーサービスの第一線に留まり続けている。農地やハウスが李氏の作業場だ。李氏の活動シーンにはここ數年、新たな変化が生じた。ショート動畫やライブ配信スタジオも李氏が授業を行う「教室」になった。
李氏のショート動畫は、いずれも野菜農家が関心を寄せる問題を取り扱うものだ。
李氏は現在まで、ショート動畫プラットフォーム「快手」に700本以上の動畫を投稿しており、30萬人超のフォロワーを抱えている。また李氏は毎週?定時のライブ配信を続け、フォロワーと野菜栽培に関する問題について意見交換している。
ショート動畫とライブ配信の時代に、都市生活から遠く離れているように見える農地が、再び人々から注目されるようになった。専門家は、「ショート動畫+ライブ配信」は新たな農具に変身しており、現代農業テクノロジーを全國各地の農地に広め、農家の増産と増収を推進し、農村振興を支えるとした。
「三農」(農業、農村、農家)に関する內容はここ數年、ショート動畫プラットフォームで新たな発展傾向を見せている。データによると、快手で21年に新たに投稿された三農オリジナルショート動畫は2億本を超えた。三農創作者が投稿するショート動畫の1日平均再生回數は10億回以上、ショート動畫の1日平均視聴時間は900萬時間以上。平均2.2秒で三農ライブ配信が1回行われる。ライブ配信の1日平均視聴時間は300萬時間を超えている。
快手には実際に、全國各地の優秀農業技術配信者が集まっている。修士課程を修了しUターンした高學歴者がいれば、第一線で長年働いている農業テクノロジーの専門家もおり、一般の農家もいる……。異なる身分と肩書を持っているが、誰もが故郷と土地のことを気にかけており、プラットフォームの力を借りて農業テクノロジーを広めようと熱心に取り組んでいる。
李氏は、「私は人生の半分を農業に費やした。今後も取り組み続ける。私のフォロワーはみなしっかり野菜栽培の農家だ。彼らも栽培技術を非常に必要としており、私は出來る限り協力する。これも農家としての思い入れだろう」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年4月13日