古い寫真を「蘇らせる」作業を進める朱林さん(寫真著作権はCFP視覚中國が所有のため転載禁止)。
安徽省池州市に住む「95後(1995年以降生まれ)」の朱林さん(男性)は、古い寫真を「蘇らせる人」だ。動かない古い寫真をAI技術で動く動畫に変えることができる。そして、色褪せてピントの合っていない古い寫真を數秒間の動畫に変えることができるだけでなく、その寫真の人物の姿かたちを鮮明にしたり、目を細めさせたり、振り向いて微笑ませたりすることすらできる。
彼に依頼した客の中には、6歳の時に父親を失った若者や、先立たれた息子の動く寫真を見たいと望む高齢者もいる。そして清明節(先祖を祭る中國の伝統的な祭日、今年は4月4日)を前に、もう二度と會えない身內の寫真が彼の手で蘇ったのを目にした多くの人が心を打たれ、涙を浮かべている。(編集KM)
「人民網日本語版」2021年3月31日