北京市交通委員會によると、より科學的に、方向性を定めて、より公平に自家用車ナンバー割り當てを実施するために、同市は改正版の「北京市自家用車數量調整暫定規定」とその実施細則を発表した。新しい規定は、2021年1月1日から実施される。人民網が各社の報道をまとめて報じた。
夕方のラッシュ時間帯に渋滯する北京市內の様子(撮影?翟璐)。
今年6月1日から30日の1ヶ月間、北京市交通委員會は、乗用車のナンバープレート発給を管理する自家用車數量調整政策の最適化ガイドラインをめぐって、社會に意見を公募した。期間中、電子メール?ハガキ2萬4126通が寄せられたほか、延べ5311人が電話で意見を寄せ、合わせて延べ2萬9437人から、有効意見3萬3396件が寄せられた。
統計によると、電話やハガキで意見を寄せた人のうち、「賛成」で、改正に提案をした人が80.4%、「反対」の人が19.6%だった。
意見公募期間中、北京市交通委員會は、市民の意見を參考にして、政策を以下のように修正した。まず、新エネルギー車のナンバーの割り當ての割合を調整し、2021年、自家用新エネルギー車に割り當てるナンバーの60%を、車のない世帯に優先的に割り當てし、殘りを他の個人に割り當てることになった。2022年度にはその割合が70%に、2023年度以降は80%に、それぞれ引き上げられる。次に、製造業の企業、情報伝達、ソフトウェア、情報技術サービス業などの企業が、「固定資産投資額をクリアする」ことを條件に、ナンバー割り當てを申請できるように調整された。3つ目に、ガソリン車所有者が、新エネルギー車を購入した場合、ガソリン車に割り當てられていたナンバーの更新を申請することができるようになった。
新政策は、現行の調整政策の安定性をキープすることをベースに、3つの面で調整を実施している。1つ目は、新たに構成された世帯を一般車のナンバーの抽選に參加したり、新エネルギー車のナンバーの順番待ちする際の単位の一つにした點。2つ目は、ポイント規則と割り當て?分配の面で「車のない世帯」が優先される點。3つ目は、一人に付きナンバー1つしか所有できず、複數のナンバーを所有している個人は、條件をクリアする家族や親戚の名義に変更することができる點だ。
改正版「暫定規定」は、2021年1月1日から実施される。今年の「車のない世帯」に割り當てられる新エネルギー車のナンバー2萬件の割り當ては8月から始まった。
北京市は2011年からこれまで9年間、自家用車の數量調整対策を講じてきた。2011年から2013年にかけて、毎年、24萬件のナンバーが抽選で割り當てられた。2014年から2017年にかけては、その數が年間15萬件に、2018年以降は年間10萬件に減らされてきた。現在、北京市の自動車両の保有臺數は657萬臺となっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年12月8日