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樺樹皮文化:原始の自然と現(xiàn)代蕓術の融合

人民網(wǎng)日本語版 2020年10月14日09:41

ロングスカートに、溫もりのある色合いのストールをまとい、カメラの前で落ち著いた様子ながらも少しはにかみながら話す陶丹丹さんは、黒竜江省無形文化遺産伝承プロジェクトの樺樹皮制作技術伝承者だ。陶さんのアトリエは、中國の東北地域に位置する黒竜江省黒河市のある現(xiàn)代的なショッピングセンターの中にある。こじんまりしたアトリエには、陶さんの樺樹皮工蕓作品と収蔵品が並べられている。

黒竜江省無形文化遺産伝承プロジェクト樺樹皮制作技術伝承者の陶丹丹さん(撮影?羨江楠)。

樺樹皮文化は中國北方狩猟民族の伝統(tǒng)的な民間手工蕓で、中國の非常に重要な無形文化遺産の一つだ。陶さんは満州族の家に生まれ、樺の木の樹皮に親しんできた。「私は幼い頃から樺の樹皮と接してきた。家には樺の樹皮を使った器がたくさんあった。私は內(nèi)気な性格だったので、物を手作りするのが好きだった。その後だんだんと、樺の樹皮という素材はとても加工しやすく、私のような女の子にとっては、木彫りや木の根の彫り物より扱いやすいと思うようになった。そして大好きになっていった」と陶さんは話す。

樺の樹皮そのものの模様を活かした絵畫作品(撮影?羨江楠)。

樺樹皮工蕓は決して習得しやすいものではない。天然の樺の樹皮はとても硬く、制作前に手で一層ずつ皮を剝ぐ必要があり、樹皮がやわらかくなって初めて手工蕓品を作ることができるようになる。陶さんは、「樺樹皮工蕓をするには、技が優(yōu)れていて、仕事が細やかなことが一番の基礎になる。さらに重要なのは、一定の粘り強さと忍耐」と言う。そして、「制作にとても長い時間がかかる作品もある。小さいものだと數(shù)時間、2-3時間でできるがが、長い場合は數(shù)年かかるものまである」と語った。

長年樺樹皮手工蕓を続けてすっかり荒れてしまった陶丹丹さんの両手(撮影?羨江楠)。

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