ケンタッキーフライドチキンは12日に公式微博(ウェイボー)を通じて、同日より植物性タンパク質(zhì)を原料とする代替肉商品シリーズを打ち出すことを明らかにした。「植世代」と銘打ち、代替肉を使用したビーフチーズハンバーガーとゴールデンナゲットの2つの商品で、セットもある。まず北京、上海、広州、深セン、杭州、武漢の6都市で販売し、北京地區(qū)では西単デパート、宣武門、朝陽門などの37店舗で販売するという。「北京日報」が伝えた。
ケンタッキーによると、「植世代」シリーズの肉類商品にはすべて代替肉を使用しており、これには良質(zhì)のタンパク質(zhì)が含まれ、エネルギーと栄養(yǎng)素の両方が摂取できる。
代替肉の原料は主にエンドウ豆のタンパク質(zhì)で、加熱する、冷卻する、加圧するなど現(xiàn)代の技術(shù)を駆使して肉類のタンパク質(zhì)がもつ繊維の食感を再現(xiàn)しながら、タンパク質(zhì)の含有量は肉類を下回らない。これまでに行われた「代替肉の公式テスト」では、參加者の多くから口當(dāng)たりと風(fēng)味が高く評価された。ケンタッキーだけではなく、ここ半年ほどの間にスターバックスや喜茶などの大手外食チェーンも相次いで代替肉のナゲット、スナック、ハンバーガーなどを売り出し、代替肉商品は今ではさまざまなブランドの數(shù)千店を超える店舗を通じて各地に広がる。注目されるのは、代替肉商品の価格は相対的に庶民的で、肉を使った同タイプの商品より少し高いだけということだ。
しかし中國の食品産業(yè)アナリストの朱丹蓬氏は、「代替肉業(yè)界は今はまだスキマ商品にとどまり、導(dǎo)入期から抜け出せていない。消費者はこうした商品に新鮮さを感じ好奇心をかき立てられるが、同時に安全面、栄養(yǎng)面などへの疑問も感じている。將來は代替肉が人々の日常生活における非常に重要な副食品になる可能性があるが、本物の肉に完全に取って代わろうとすると、おそらく非常に長い道のりを歩まなければならないだろう」との見方を示した。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年10月14日