外交部(外務省)の趙立堅報道官は17日の定例記者會見で「中國側がオーストラリアへの渡航に安全上の注意を促し、留學に警告を出したのは客観的事実に基づくものだ。オーストラリア側が被害者の聲に真剣に耳を傾け、問題を直視し、我が身を省みて自問することを望む」と述べた。
【記者】オーストラリアのペイン外相は「中國は新型コロナウイルス感染癥について恐怖と分裂の雰囲気をつくっている。中國側によるオーストラリア渡航への安全上の注意喚起は虛偽情報だ。オーストラリア側は新型コロナウイルス感染癥についての調査を公に呼び掛ける。自らがターゲットになるかもしれないが、これはオーストラリアの最も良い長期的利益にかなう」と述べた。これについて、中國側としてコメントは。
【趙報道官】中國の政府機関は客観的事実に基づきオーストラリアへの渡航に安全上の注意を促し、留學に警告を出した。これは自國の國民と留學生の合法的権益を守るために盡くすべき責任であり義務だ。オーストラリア側の當局者は自國內に存在する差別と暴力行為という明らかな事実を「虛偽情報」と言うが、それでは被害者の権益と感情の事はどう思っているのか?私はオーストラリア側の一部に対して、被害者の聲に真剣に耳を傾け、問題を直視し、我が身を省みて自問するよう改めて忠告する。
率直に言って、一個人の政治的利益から、事実を省みず感染癥を政治的に弄び、感染癥対策における國際協力の破壊も辭さないのは、「オーストラリアの最も良い長期的利益」にかなわない行為だろう。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年6月18日