春節(舊正月、今年は1月25日)が近づき、人々は気に入った正月用品や正月用贈答品をせっせと購入し、買い物ラッシュが到來した。大手ECプラットフォームは春節に合わせて「正月必需品」を打ち出したり、「正月用品祭」を行ったりして、春節消費を後押ししている。消費の特徴をみると、様々な商品の中で、消費者が真っ先に選ぶのは品質が確かでデザインがしゃれている新しいタイプの國産品が多く、こうした「新國産品」は今や大勢の若い消費者のカートを「占領」しつつある。新華社が伝えた。
北京で働く山東省■(さんずいに維)坊市出身の陳媛さんは、ECプラットフォームで7-8點の商品を一気にカートに入れた。ダウンジャケット、美容製品?化粧品などのほか、白酒のスペシャル贈答ボックスも選んだ。「プラットフォームの正月用品祭は価格が手ごろで、ブランドもパッケージもなかなかいい。休みになったら車で実家に帰り、父にプレゼントする」という。
しゃれた國産品が人気を集めるのはECプラットフォームの中だけではない。関連の情報によると、このほど滴滴出行、攜程旅行網、ユニリーバ、小鵬汽車などの企業の社內年次総會で、小米傘下のテレビ、攜帯電話、電動二輪車、スマートブレスといった各種スマート製品、また華為(ファーウェイ)の攜帯電話などが、これまでの海外ブランド品に代わってプレゼントとして登場し、社員たちに大いに喜ばれたという。
こうしたケースから、國産品ブランドが正月用品の中で徐々に大きな地位を占めるようになったことがうかがえる。エッジの効いた化粧品から攜帯電話の新機種まで、ネットで人気の食品からクリエイティビティに富んだアパレル製品まで、國産品が「中國ブーム」を引き起こし、次々に登場する各種の新國産品が、大勢の若い消費者を引きつけている。
新國産品とされる商品には、古いものをブラッシュアップして新しいものを打ち出す「中國ブーム」に乗った老舗もあれば、斬新なデザインのクリエイティビティあふれる新ブランドもあり、國際市場に打って出る「中國智造」(中國のスマート製造)もある。春節が近づくと、各大手ECプラットフォームはさまざまな新國産品が集中的に展示され、競い合う舞臺になる。
データも力強い支えを提供する。天貓公式サイトの薦める「よい商品」ランキングの天貓Vランキングはこのほど、春節をテーマとするコンテンツを発表した。攜帯電話Vランキングでは、ランク入りした15製品のうち、12製品がファーウェイ、小米、vivo、OPPO、栄耀、realmeなどの國産ブランドだった。薄型テレビVランキングでは、13製品のうち國産ブランドが12製品を占めた。スマートウォッチ、スマートロック、牛乳、ナッツ類、飲料のVランキングでも、國産商品が多數を占めた。