第11回BRICS首脳會議が13、14両日にブラジリアで開催される。人民日報の取材したBRICS各國の學者は、中國が他のBRICS構成國と共に団結と協力を一層強化して、世界の発展にプラスのエネルギーを注入することへの期待を次々に表明した。
■BRICS協力はさらに多くのチャンスをもたらす
「BRICS協力體制は11年目に入り、國際情勢には新しい複雑な変化が生じている」。ブラジルのシンクタンク、ジェトゥリオ?ヴァルガス財団(FGV)でブラジル―中國研究センター長を務めるエヴァンドロ?メネゼス?デ?カルヴァリョ氏は「新たな情勢の下、BRICSは交流と対話を強化し、グローバルな試練に対処するための解決策を探る必要がある」と指摘した。
カルヴァリョ氏は長年中國を研究しており、復旦大學BRICS研究センターの客員研究員として中國に長く暮らしたこともある。同氏は「多國間主義は平和と経済発展を実現するうえで重要な條件だ。現在、新興國と途上國は共通利益と発展空間を守るという課題を抱えている。中國の提唱する『BRICSプラス』モデルは新興國と途上國の団結?協力にさらに多くのチャンスをもたらした。これは國際秩序のより公正で合理的な方向への発展を後押しするうえでプラスだ」と指摘した。
カルヴァリョ氏は人類運命共同體の理念を高く評価し、「人類運命共同體の理念は開放を提唱すると同時に、人的?文化的交流の強化、文化と価値観の多様性の尊重を主張している。こうした多様性はまさに今の社會に必要なものだ」との考えを示した。