中國の世界遺産九寨溝で2017年8月8日にM7.0の地震が発生した後、九寨溝景勝地が閉鎖され、被災(zāi)後の再建段階に入った。それからすでに2年が経過した現(xiàn)在、九寨溝はどのように生まれ変わったのだろうか。中國科學(xué)院空天情報(bào)研究院が明らかにしたところによると、同研究院の付碧宏研究員が率いるチームはマルチソースリモートセンシングモニタリングを通じ、現(xiàn)地の科學(xué)調(diào)査を結(jié)びつけ、九寨溝が2年の自己修復(fù)によりかつての姿を徐々に取り戻しており、また地震の影響を受け、より壯麗で新しい景観が生まれたことが分かったという。人民網(wǎng)が伝えた。
九寨溝の地震発生後、それによる多くの地すべりが発生し、地すべりが発生しうる危険エリアも形成され、主に日則溝に分布しており、うち五花海周辺の地すべりが深刻だ。リモートセンシングモニタリングにより、再建を経た九寨溝の水の色が一層美しくなった。雙竜海瀑布は地震の影響で水量が増し、より壯観になった。九寨溝は緑が生い茂り、植生被覆率が高い。震災(zāi)後の地すべりや土石流などの影響により、日則溝の植生被覆率が大幅に低下し、そして震災(zāi)から2年後もこの影響が顕著だ。日則溝の五花海周辺のほか、九寨溝中心エリアの植物生態(tài)景観は徐々に震災(zāi)前の水準(zhǔn)に戻っていることが分かった。
付氏によると、空間リモートセンシング技術(shù)は一種のモニタリング技術(shù)で、広いカバー範(fàn)囲、マルチバンド、マルチフェーズといった特徴を持つ。そのためモニタリング作業(yè)の範(fàn)囲を広げ、効率を高め、人手と経費(fèi)を削減できる。資源調(diào)査、環(huán)境モニタリング、自然災(zāi)害予防モニタリングなどに広く活用できる。ドローン低空リモートセンシング技術(shù)は空間情報(bào)技術(shù)の新たな発展で、従來の衛(wèi)星リモートセンシング、有人航空リモートセンシングよりも柔軟かつ便利で、コストが低く外界の環(huán)境からの影響を受けにくい。また分解能が高く、情報(bào)量が豊富で、晝夜を問わず作業(yè)できる。こうした特徴により、中國の山間部もしくは地理的環(huán)境が複雑なエリアにおけるモニタリング?評価作業(yè)に適している。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年9月26日