大勢(shì)の観光客でごった返す莫高窟を象徴する建築物「九層樓」前(撮影?王斌銀)。
敦煌研究院はこのほど、夏がまもなく終わりとなるのにともない、3ヶ月間ほど続いた世界文化遺産?莫高窟の観光ピークもまた次第に終息を迎えていることを明らかにした。莫高窟を訪れる観光客數(shù)は、最盛期は毎日延べ2萬(wàn)人近くに達(dá)したが、次第に減少しはじめている。敦煌研究院は9月、「一般窟は見(jiàn)學(xué)したが、まだ物足りない」という観光客の更なるニーズを満たすため、北涼期から唐末期までの特別窟10ヶ所を一般開放することとした。中國(guó)新聞社が伝えた。
この特別窟の中には、「頭を下げた溫和さが最高」と評(píng)される莫高窟で最も美しいといわれる観世音菩薩、壁に大きく描かれた風(fēng)のようにダイナミックに動(dòng)く飛天と唐代の「涅槃」塑像、百態(tài)の衆(zhòng)生涅槃挙哀図、田園詩(shī)のような緑の山水畫、気勢(shì)が強(qiáng)い盛唐時(shí)代を描寫した仏陀國(guó)の極楽世界などの內(nèi)容が含まれている。
莫高窟は、秋シーズンも引き続きピークシーズン(4月1日―11月30日)の入場(chǎng)チケットの適用範(fàn)囲となっている。チケットはA、B、Cの三種類に分かれている。公式サイトでA券(従來(lái)の一般參観券)の事前購(gòu)入ができなかった観光客は、「B券+C券」のセット券を選ぶことが可能で、このセット券で、実物の洞窟とデジタル映畫の両方を見(jiàn)學(xué)できる。
敦煌研究院は、「莫高窟の特別窟はいずれも各王朝?各時(shí)代に発掘された研究?保護(hù)価値が極めて高い洞窟であり、豊かな內(nèi)容を擁し、ほぼ完全な狀態(tài)で殘されている。だが、一部の特別窟は狹いため、一度に大勢(shì)の観光客が見(jiàn)學(xué)するには適さない」としている。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2019年9月5日