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米財務省が中國を「為替操作國」に認定した件に関して人民銀が聲明発表

人民網日本語版 2019年08月07日13:22

米財務省が北京時間の6日、中國を「為替操作國」に認定したことについて、中國は深い遺憾の意を表明した。このレッテルは米財務省自身が制定したいわゆる「為替認定國」の量的標準に合致しておらず、勝手な一國主義的行為であり、保護主義的行為であるとともに、國際ルールを著しく破壊するものであり、グローバル経済?金融に重大な影響を及ぼすことになる。人民日報が伝えた。

中國が実施しているのは市場の需給を基礎とし、バスケット通貨を參考に調節を行うという管理された変動相場制であり、このメカニズムにおいて人民元相場は市場の需給によって決定され、「為替操作」という問題は存在しない。今年の8月以降、人民元相場に一定幅の値下がりが生じたのは、主にグローバル経済情勢の変化と貿易摩擦の激化を背景とした市場の需給と國際為替市場の変動を反映したものであり、市場のパワーによって推進され決定されたことだ。中國人民銀行(中央銀行)はかねてより人民元相場が合理的なバランスの取れた水準で基本的安定を保つよう努力し、この努力は國際社會にも認められている。國際決済銀行(BIS)が発表したデータによると、2005年初めから2019年6月にかけて、人民元の名目実効為替レートは38%値上がりし、実質実効為替レートは47%値上がりし、主要20ヶ國?地域(G20)のエコノミーの中で最も強い勢いを備えた通貨となり、世界規模でも上昇幅の大きい通貨となっている。このほど終了した國際通貨基金(IMF)と中國とのIMF協定第4回についての協議の中で、IMFは人民元相場は基本的側面に大體合致していると指摘した。1997年のアジア通貨危機と2008年の世界金融危機の中で、中國は人民元相場の安定を保つことを一貫して約束し、國際金融市場の安定とグローバル経済の復興を力強く支援した。18年以降、米國は貿易紛爭を絶えずエスカレートさせ、中國は競爭的な通貨切り下げを行わない方針を一貫して堅持し、中國は為替をツールにして貿易紛爭に臨んだことはなく、またこれからもない。

米國が事実を省みず、中國に無理矢理「為替操作國」のレッテルを與えるのは、自他ともに傷つける行為であり、中國はこれに斷固反対する。米國の動きは國際金融秩序を著しく破壊し、金融市場に動揺を引き起こすだけでなく、國際貿易とグローバル経済の復興の大きな妨げとなり、最終的に米國自身が苦い結果を味わうことになるだろう。米國の一國主義的行為は世界の為替問題に関する多國間の共通認識を破壊しており、國際金融システムの安全な運営にとって深刻なマイナス影響を生じることにもなる。中國は米國が危機の一歩手前で踏みとどまり、誤った道に踏み込んだことを悟り、理性的で客観的な正確な軌道に戻るよう忠告する。

中國は市場の需給を基礎とし、バスケット通貨を參考にして調節を行う、管理された変動相場制を引き続き堅持していき、人民元相場が合理的でバランスの取れた水準で基本的安定を保つようにしていく。(編集KS)

「人民網日本語版」2019年8月7日 

  

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