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中國の新たな脳型チップが「ネイチャー」誌カバーストーリーに初掲載

人民網(wǎng)日本語版 2019年08月01日14:54

清華大學(xué)の施路平研究チームは先ごろ、同チームの研究成果である脳型コンピューターチップ「天機(jī)芯(Tianjicチップ)」を発表した。このチップは世界初のハイブリッドアーキテクチャ脳型チップであり、世界で初となるパルスニューラルネットワークと人工ニューラルネットワークの両方に対応できる人工知能(AI)チップでもある。現(xiàn)在、この研究成果は「ネイチャー」誌のカバーストーリーとして掲載され、中國のチップとAIの二大分野で「ネイチャー」誌への論文掲載ゼロという狀況を打破した。人民日?qǐng)?bào)が伝えた。

現(xiàn)在、AIチップの代表的な開発方向性は、主にディープラーニング高速化 (人工ニューラルネットワークに対応) と脳型チップ(主にパルスニューラルネットワークに対応)の二つにまとめることができる。アルゴリズムとモデルが異なるため、現(xiàn)在AIチップは人工ニューラルネットワークかパルスニューラルネットワークのどちらかにしか対応できず、コンピューターと神経科學(xué)という二つの分野の優(yōu)位性を発揮することは難しい。「天機(jī)芯」は資源の再構(gòu)成を通じて、100分の3の付加処理を行うだけでコンピューター科學(xué)と神経科學(xué)に基づくほとんどのニューラルネットワークモデルを同時(shí)に処理することができ、ハイブリッド型モデル構(gòu)築に対応し、時(shí)空域協(xié)調(diào)配置システムを形成して、それぞれの優(yōu)位性を発揮し、エネルギー消費(fèi)を低減し、処理スピードを上げられると同時(shí)に、高い精度を保つことも可能となっている。

2015年、施路平チームは第1世代「天機(jī)芯」を設(shè)計(jì)し、設(shè)計(jì)面の改良を続けた結(jié)果、2017年に第2世代「天機(jī)芯」を世に送り出した。現(xiàn)在世界的に先進(jìn)なIBMの「TrueNorth」チップと比べ、2017年にテープアウトに成功した第2世代「天機(jī)芯」は密度が20%向上し、スピードは少なくとも10倍アップし、帯域幅は少なくとも100倍広がり、適応性と拡張性がより高まっている。

施路平氏の説明よると、2014年に清華大學(xué)は精密機(jī)器學(xué)部の名義の下に7學(xué)部が連攜した脳型コンピューター研究センターを設(shè)立し、施氏はセンター長に就任した。獨(dú)自に研究開発した「天機(jī)芯」をベースに、同センターは第1世代脳型コンピューターソフトウェアツールチェーンを開発し、機(jī)械學(xué)習(xí)プログラミングプラットフォームから「天機(jī)芯」に至るまでの自動(dòng)マッピングとコンパイルへの対応が可能となった。また第1世代脳型コンピューターシステムを開発し、さらに脳型自律運(yùn)転自転車を利用して拡張可能なハイブリッド人工汎用スマート開発デモンストレーションプラットフォームを構(gòu)築し、1枚の「天機(jī)芯」で自転車の自律バランスや動(dòng)態(tài)感知、目標(biāo)物観測、追跡、自動(dòng)障害物回避、障害物通過、音聲理解、自律意思決定などの機(jī)能をデモンストレーションした。(編集AK)

「人民網(wǎng)日本語版」2019年8月1日

  

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