第13期全人代第2回會議は15日午前に閉幕を迎え、閉幕後に、李克強総理が人民大會堂の金色ホールで記者會見を行い、國內外の記者たちからの質問に答えた。
李総理は中米関係に関する質問に、「中米は國交樹立から40年間、前進し続け、豊かな成果を得てきたと言える。この過程においても紆余曲折は絶えず、情勢の変化も生じたが、前を向いて歩んでいくという大きな趨勢は変わらなかった。両國間には溝を遙かに上回る広範な共通利益があるからだ。安定した中米関係を維持することは雙方にとっても世界にとってもプラスとなる。紆余曲折の中で前進し、前進し続けるという大きな趨勢が変わることはないし、変わるべきでもないと私は思う」と述べた。
また、「中米関係は全體的安定を保つ一方で、矛盾や爭いが突出して現われることもよくあることだ。ここしばらく比較的突出して現われているのは経済?貿易摩擦といえる。だが中米雙方は中斷することなく協議を続けている。昨年のG20サミット會期中、両國首脳は重要な共通認識にいたった。現在も雙方は協議を継続している。われわれは協議に成果があり、互恵?ウィンウィンが実現されることを希望している。世界もそれを期待していると私は信じている」とした。
さらに、「二大経済大國である中米は數十年間の発展と協力を経て、すでに互いに切り離せない関係になっていると言える。この2つの経済大國を人為的に切り離そうとするのは非現実的であり、不可能でもある。われわれはやはり『対立より協力』『相互尊重』『平等互恵』の原則に基づき、経済?貿易関係の発展を含め中米関係を推進すべきだ。そうすることで両國民は利益を得ることができる。中米両國民には矛盾や溝を取り除き、管理?コントロールし、世界の潮流に合った中米関係を安定して保ち、なおかつ健全な方向へ発展する後押しをしていく知恵と能力があると、われわれは信じる」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2019年3月15日