中國の第三者調査機関?麥可思(マイコス)研究院がこのほど発表した報告によると、2017年度の中國の大學卒業生のうち、女性の就職率が9割を超えていた。デジタルメディアアート、ソフトウェア工學、就學前教育、バイオテクノロジー?応用などを専攻する卒業生の就職率が高かった。所得の面を見ると、ソフトウェア工學、フランス語、客室乗務員、國際金融などの専攻の卒業生の所得が高くなっている。中國新聞網が伝えた。
報告は「中國教育統計年鑑(2017)」の統計を引用し、中國全土の學部の學生數は約2753萬人で、うち女性が約1446萬人と、全體の52.54%を占めている。中國全土の専科(短大に相當)の學生の數は約1104萬人で、うち女性が約560萬人と、全體の50.76%を占めた。高等教育を受ける女性は、全體の半分以上を占めるようになっていることが分かる。
麥可思の調査統計によると、17年度に學部を卒業した女性の就職率は91.2%だった。高等職業學校?高等専門學校を卒業した女性の就職率は92.3%だった。
學部を卒業した女性の就職率が最も高かった學部の専攻は「デジタルメディアアート」(96.6%)、「ソフトウェア工學」(96.5%)、「予防醫學」(96.1%)だった。高等職業學校?高等専門學校を卒業した女性の就職率が最も高かった専攻は「就學前教育」(96.2%)、「バイオテクノロジー?応用」(95.6%)、「モノのインターネットテクノロジー」(95.6%)だった。
麥可思の女性卒業生の所得関連の統計を見ると、17年度に學部を卒業した女性の卒業から半年後の月收は4473元(1元は約16.5円)、高等職業學校?高等専門學校を卒業した女性の卒業から半年後の月收は3529元だった。
學部を卒業した女性のうち、卒業から半年後の月收が最も高かった専攻は「ソフトウェア工學」(5537元)、「フランス語」(5534元)、「モノのインターネットテクノロジー」(5483元)だった。高等職業學校?高等専門學校を卒業した女性のうち、卒業から半年後の月收が最も高かった専攻は「客室乗務員」(5100元)、「ソフトウェア工學」(4450元)、「國際金融」(4166元)だった。
報告は、「コンピューター関連の専攻の多くが、所得が高い専攻に名を連ねている。それは、経済?社會の発展、伝統産業の改革?高度化により、コンピューター系専攻の卒業生に対する需要が高まり、その所得を押し上げているのかもしれない」と分析している。(編集KN)
「人民網日本語版」2019年3月12日