2013年に上海自由貿易試験區が設立されてから、中國の自由貿易試験區建設は5年の時を経た。5年の間に、広東?天津?福建?重慶?四川自由貿易試験區が相次いで設立された。北から南へ、沿岸部から內陸部へと広がり、12カ所の自由貿易試験區による中國の対外開放の新たな「陣形」が形成された。新華社が伝えた。
◆1番最初に設立された上海自由貿易試験區
中國(上海)自由貿易試験區は2013年9月29日に設立された、中國の第1陣にして唯一の自由貿易試験區だ。上海自由貿易試験區は國際貿易、金融サービス、海運サービスなどの発展を重點とし、金融革新、科學技術革新、長江デルタ?長江経済ベルトの共同発展の推進を重視する。
設立から5年が経ち、上海自由貿易試験區の新設企業數は累計5萬7000社に達し、同地域のそれまでの20年にわたる新設企業數の1.6倍となった。うち新設外資系企業は1萬社以上で、全體に占める比率は自由貿易試験區設立當初の5%から20%弱に上昇した。実行ベース外資導入額は累計250億元(1元は約16.3円)で、域外投資プロジェクトは累計2200件以上。
◆面積が1番広い中國(海南)自由貿易試験區
海南自由貿易試験區は今年4月13日に設立された。既存の11カ所の自由貿易試験區は、面積が120平方キロメートル前後となっているが、海南自由貿易試験區は「全域的」自由貿易試験區であり、より広大な試験空間、より多元的な試験の基礎、より全面的な試験內容を持つ。中國が対外開放を拡大し、経済グローバル化を積極的に推進する重大な措置だ。
海南省は現在、基礎保障類、産業類、生態文明建設類という3つの面で、12件の先導的プロジェクトを確定している。海南自由貿易試験區は將來的に、観光業、現代サービス業、ハイテクなどの産業に焦點を絞り、開放をさらに拡大する。
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