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2017年9月19日  
 

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【食の中國】続々と海外進出果たす中國料理

人民網日本語版 2017年09月19日15:48

食材から味つけ、調理法などバラエティに富む中國の食文化がここ數年、海外グルメ市場に次々と進出を果たし、その「中國の美食」は國境を超え、世界中の人々に愛されている。

ロンドン橋の下で2時間並ぶ英國人たちのお目當ては「重慶豌豆麺」

重慶火鍋(ピリ辛鍋料理)、重慶小麺(ピリ辛素麺)、重慶豌豆麺(えんどう豆入りピリ辛麺)。英ロンドンで開かれた「第3回英國中國グルメフェスティバル」の會場では重慶の各種グルメが大変な人気を集めていた。

70年以上の歴史を誇る「南泉豌豆麺」は、重慶無形文化遺産であり、重慶きっての老舗。だが、南泉豌豆麺が海外に出品したのは、意外にも今回が初めてだった。

グルメフェスティバルの會場の南泉豌豆麺の屋臺では、「重慶小麺」、「豌豆麺」、そしてオリジナルの「三分天下麺」という3種類の重慶ご當地の麺が売り出された。3日間の會期中、屋臺の前には常に長蛇の列ができ、一杯の重慶の麺を食べるために約2時間並んだ人もいたという。

「多くの英國の人々が、3日間続けて私の屋臺を訪れ、列に並んでくれたうえ、友人にも薦めてくれた。重慶の麺が英國でこれほど歓迎されたことに、大きな喜びと感動を覚えた。また、辛い料理が好きな英國人が多いことは意外だった。最初は、彼らのために唐辛子の分量を少なめにしていたが、一口食べて、もっと辛味を加えて欲しいと言われて驚いた」と南泉豌豆麺の伝承人である舒家華さんは振り返った。>>>>

飲食チェーン店「楊銘宇黃燜鶏米飯」が米國にオープン

楊銘宇黃燜鶏米國公司の直営第1號店がこのほど、ロサンゼルス郊外オレンジ郡のタスティン市にオープンし、米國市場進出の第一歩を踏み出した。「黃燜鶏米飯(鶏肉のピリ辛煮込み鍋とライスのセット)」一人前の価格は9.99ドル(1ドルは約109.4円)。

楊銘宇黃燜鶏米飯米國公司チームは、中國國內と「同じ味」を作り出すため、米國食品醫薬品局(FDA)に対して輸出認証を申請し、認可を得た。そして同社は、FDAが認証する資質を備え、食材を米國に輸出することを認められた初の中國ファストフードブランドとなった。

楊銘宇黃燜鶏米飯の創始者である楊暁路氏は、「我々は同社の味をそのまま米國に持ち込みたいと思った。米國に住む華人たちだけでなく、より多くの外國の人々にも我々の味を楽しんでもらい、彼らに本當の中國料理の美味しさを知ってほしかった」と語り、今後同社は米國にさらに多くの直営店を展開し、空港や各大型百貨店に次々と進出する計畫だという。また同ブランドはすでに整ったフランチャイズシステムを構築しているので、米國でもフランチャイズシステムを導入した発展戦略を拡大していく計畫だ。>>>>

老舗蘭州ラーメン店「馬子祿牛肉面」日本1號店がオープン 初日は長蛇の列

中國の老舗蘭州ラーメン店「馬子祿牛肉面」がこのほど東京都神保町にオープンした。同店のオーナーは日本人。中國に留學していたときに蘭州ラーメンの虜になり、本場蘭州の馬子祿に弟子入りし、腕を磨き、東京での開店にこぎつけたのだという。日本人に本場の味の蘭州ラーメンを食べてもらおうと意気込んでいる。

ラーメンにこだわりをもつ店主は、苦労を重ねて今回の開店に至った。蘭州ラーメンの店を何軒も食べ歩き、最終的に一番おいしかった「馬子祿牛肉面」を選んだのだという。

初めは弟子入りを拒まれたが、厚かましいほど何度も店を訪れ、熱意と真剣に作り方を學びたいことを伝え、やっと同意してもらったのだという。そして、作り方を時間をかけてしっかり學び、完全にマスターして、「馬子祿牛肉面」の日本1號店オープンにこぎつけたということだ。>>>>

肉まんチェーン?慶豊包子舗がカザフに海外1號店

肉まんのチェーン店「慶豊包子舗」の海外1號店がカザフスタン?アルマトイにオープンすることになり、その契約調印式がこのほど北京で行われた。カザフの第1號店でもあり、慶豊包子舗の國際化計畫がスタートしたことを意味する。

この店はアルマトイのボスタンドゥク地區に開店する計畫で、その店舗面積は約600平方メートル。今年10月中旬にオープン予定となっている。

17年にカザフで行われたアスタナ國際博覧會の中國グルメ館に、慶豊包子舗のカレー味牛肉まんじゅうが登場した。同社の徐林常務副社長は、「このカレー味牛肉まんじゅうは博覧會のために開発した新商品で、現地の人々に好評だったため、アルマトイの店でも売ることにした」と話す。>>>>

「米國で煎餅を広めたい」 ニューヨーカーが米國に煎餅店をオープン

ニューヨーク?ミッドタウンにあるヴァンダービルトのレストラン街は、周辺で働くサラリーマンの恰好のランチスポットとなっている。そんなレストラン街で最近中國語の看板を掲げた軽食店の入り口に長蛇の列ができている。この店で売っているのは、米國では馴染みが薄いものの、中國では誰もが知っている「煎餅」(ジェンビン、中國風クレープ)だ。

「ミスター?ビン(Mr Bing)」の店主は、ブライアン?ゴールドバーグ(中國語名:金伯亮)さん。生粋のニューヨーカーで、人々は彼のことを「金さん」と親しみを込めて呼んでいる。ブライアンさんは1977年生まれ、ボストン大學で中國語を學び、その後、中國に留學した際に煎餅に出會い、大いに惹きつけられたという。プロのアスリートやメディア?金融業界人として長年のキャリアを積んだ後、彼は煎餅店をオープンすることを決心した。

ニューヨーカーに販売する煎餅は、伝統的な中國の煎餅と全く同じものというわけではない。ブライアンさんは、米國人の好みに合わせ、煎餅の原材料の配合を調整した。腐乳(豆腐に麹をつけ、塩水中で発酵させた中國食品)を海鮮味噌に変え、油條(揚げパン)を揚げたワンタンの皮に変えた。さらには、野菜と各種味付けした肉をお客が選べるようにした。

ブライアンさんによると、米國人は、小麥粉があまりにも多い食品を好まず、肉を好むという。彼は何度も実験を繰り返し、ロースト?ダック味や酔鶏(紹興酒に鶏肉を漬け込んだもの)味などさまざまな味を開発した。現在の人気ナンバーワンはロースト?ダック味とプレーン味の煎餅だ。今、彼の煎餅店は1日數百食を販売している。>>>> (編集YM)

「人民網日本語版」2017年9月19日

 

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