92後世代もあらゆる世代の若者が直面してきたおなじみの問題に直面する。矛盾と挫折感だ。92後世代は、「北京には煙霧があり、空気はよくない。生まれ故郷は自然が豊かで環境はよいが、そこにいたいとは絶対に思わない」という。彼らは北京で煙霧に包まれれば文句を言い、海外旅行に行っても不満を感じる。彼らはかつて米國や英國にも煙霧の問題があったことをみようとしないし、中國と西側世界の環境の違いをみようとしないし、原因の一部が工業化の発展段階の違いにあることをみようとしない。92後世代は獨自のこじんまりした文化的世界をもち、暮らしの環境は改善されているが、橫をみて比較して「上よりも足りない」と強く不安を感じる。
とはいえ楽観視できることとして、今の中國は世界での影響力がますます強まり、92後世代の中國人青年が世界に対してもつ意義と役割も今後顕在化するとみられることがある。數十年後には、彼らの習慣や見方が逆に西側のウォッチャーや青年たちに影響を與えるようになるのかもしれない。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年6月17日
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