シャープが現在、中國市場に全面的に回帰しようとしている。シャープは先月、攜帯電話事業の中國市場回帰を発表したことに続き、6日には液晶テレビ「アクオス」を発表した。これはフォックスコンのシャープ買収後に初めて発売される新型テレビだ。北京晨報が伝えた。
世界最大の消費市場である中國市場は、すべてのテレビメーカーに対して重要な影響力を持つ。中國で相次いで新商品を発表することで、フォックスコンはシャープ再興の決意を示している。
フォックスコンの陳振國副総裁は「シャープはこの3年間で最高の業績を記録している。テレビ事業では年間1400萬臺という世界販売目標を設定しているが、この目標はほぼ実現可能となっている。フォックスコンは2017年のシャープ製テレビの世界出荷臺數の目標を引き上げた」と述べた。
シャープはかつて「液晶テレビの父」と呼ばれたが、過去數年間でディスプレイ?完成品事業が衰退した。シャープは歐州と北米のテレビ事業から撤退し、中國市場でもシェアを落としている。フォックスコンは昨年シャープを買収し、1年間で赤字額を10分の1にした。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年6月9日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、寫真の無斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn