「バブル経済」が崩壊すると、日本ではゾンビ企業が激増した。2003年には「株式會社産業再生機構法」が公布され、株式會社産業再生機構が発足し、まだ力のあるゾンビ企業が財務面の苦境から抜け出し、企業経営の「再生」を達成することをバックアップするようになった。こうしたやり方は中國にも參考になるものだ。新華網が伝えた。(文:張季風?中國社會科學院日本研究所所長補佐および研究員、田正?同研究所補佐研究員)
學術関係者の一般的な見方によると、企業経営が銀行からの貸出金と利息の減免のみによって維持され、短期的に債務を返済できる可能性がない、効率の低い企業がゾンビ企業とされる。
1990年代に日本で「バブル経済」が崩壊すると、不動産価格と株価が急落し、多くの企業が重い債務負擔を背負うことになり、主業務にも影響が出て、銀行からの継続的な貸出金によって経営を維持するしかなくなった。こうしてゾンビ企業が大幅に増加し、日本の銀行システムでは不良債権が數量ともに増加を続け、金融システムの安定性にとって深刻な打撃になった。また日本の産業のバージョンアップや転換にもマイナス影響を及ぼし、ゾンビ企業は日本経済が長期的低迷から脫出するのを阻む大きな難題となっていった。
90年代の中期から後期にかけて、ゾンビ企業は増加を続け、長期低迷狀態に陥った日本経済にさらに多くのマイナス影響を與えた。
マイナス影響とは具體的には、▽ゾンビ企業が銀行の不良債権の數量を増加させたこと▽ゾンビ企業が企業のバージョンアップに影響し、経済のあらゆる要素の生産効率を引き下げたこと▽ゾンビ企業が資源配置をゆがめて産業のバージョンアップにマイナスになったこと、の3點だ。
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