英ネイチャー誌(電子版)はこのほど、2016年に重大な影響を生んだ科學ニュースを発表した。重力波の初探査といった重大な科學の発見の他に、中國の宇宙、気候変動、遺伝子技術の數多くの重要な成果も選ばれ、例年と比べ増加傾向を示している。科技日報が伝えた。
ネイチャーは、中國の宇宙事業はいくつかの成功を手にしたと指摘した。今年8月には安全な量子通信を宇宙まで延長する方法を試す、初の量子衛星を打ち上げた。9月には貴州省で世界最大の望遠鏡、500メートル口徑球形電波望遠鏡の建設を完了した。さらに中國は11月、火星ローバーや大型惑星探査機を宇宙に送り込むため、長征5號ロケットを打ち上げた。年末には、中國の宇宙飛行士2人が宇宙実験室「天宮2號」で1ヶ月駐留し、中國の宇宙探査任務の最長記録を樹立した。
また、中國は遺伝子組換えツール「CRISPR-Cas9」の応用でも、急速な発展を続けている。中國の四川大學華西醫學院の肺がん患者が10月28日に、同技術を初めて応用された。組換えられた細胞ががんに免疫反応を起こすことが期待されており、中國と米國がさらに多くの試験を展開するものと見られる。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年12月20日
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