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2016年8月8日  
 

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日本のアニメ映畫、中國で固定客を確保できる理由は?

人民網日本語版 2016年08月08日08:23

「STAND BY ME ドラえもん」が昨年中國で上映され好評を博したが、ドラえもんの映畫最新作「ドラえもん 新?のび太の日本誕生」が中國の映畫館で上映されると、その興行収入は軽々と1億元(約15億2000萬円)を突破した。「ナルト ボルトザムービー」、「聖闘士星矢 Legend of Sanctuary」、「名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)」、「映畫ちびまる子ちゃん イタリアから來た少年」など、中國で知名度のとても高い日本のアニメ映畫が、中國映畫市場の爭奪戦を開始している。人民網が伝えた。

特定の世代のファンを狙い撃ち

聖闘士星矢が國內で上映されると、1980年代生まれのファンの岳蕾さんは「小學校から中學校に上がった頃の重要な成長の記憶で、漫畫が出てから30年がたち初めて中國の映畫館で上映されるのだから、もちろん応援するにきまってる。すでに公開初日夜のチケットを購入した。今夜は夫も息子も連れず、私一人で懐かしさに浸りたい」と話した。

同作品を配給する阿里影業はこの「懐古」を利用しており、その関係者は「當社は映畫の宣伝だけをするのではなく、その年代をターゲットとした話題を映畫館の外にまで延長さことで、より多くのファンを話題に巻き込めると考えている」と語った。

シネコン「成都百麗宮影城」の李昆?事業マネージャーは「NARUTOや聖闘士星矢は好評を博しているが、カンフー?パンダ3のように1日に數千萬元稼いでいるわけではない。この好評とは、日本のアニメ映畫の固定的な観客からのもので、安定的な観客動員數を見込め、ロングランに適している」と指摘した。シネコン「太平洋影院」王府井店の王彥マネージャーは「この2作品は大作ではないが、これほどの成績を叩き出すとは、多くの國産アニメと比べれば健闘している」と指摘した。

主人公とファンが共に成長

「トイ?ストーリー」「インサイド?ヘッド」「クルードさんちのはじめての冒険」などハリウッドのアニメ映畫と異なり、日本のアニメ映畫は大作として扱われたことがなく、半年もしくは一年遅れで中國で上映されるのがほとんどだ。興行収入を見ても、昨年のドラえもんを除けば、大ヒットしたことがない。しかしこれらの作品は固定客を持ち、映畫市場で一定のシェアを占めている。

NARUTOや聖闘士星矢は當時、小學生が読む漫畫だった。この2作品はもともと優れた作品だったため、當時の子供が大人になっても、原作に思い入れがある。例えばNARUTOは今日まで創作が続けられ、大きな物語を形成している。主人公は読者と共に成功し、仲間になり、ファンの心をしっかりつかんでいるのだ。(編集YF)

「人民網日本語版」2016年8月8日

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