4日、ブルーカラー求人サイト「58同城招聘」が取りまとめた統計データから、2016年の高等職業學校?短期大學?4年制大學卒業生の希望給與は前年より上昇することが明らかになった。就業問題の専門家は、「家賃などの生活コストが上昇し続けるなか、新卒生は自分の希望給與を上げずにはいられない」とコメントしている。京華時報が伝えた。
「58同城招聘」の統計データによると、2016年上半期、國內の高等職業學校?短期大學?4年制大學という3種類の教育機関を卒業した新卒生が期待する給與額は、高等職業學校が4026元(前年同期比8.6%増)、短期大學が4179元(同12.2%)、4年制大學が4888元(同4.2%増)だった(1元は約15.2円)。
就業問題の専門家はこれについて、「客観的な原因については、家賃などの生活コストが上昇し続けているため、新卒生は自分の給與アップを期待せざるを得ない」と指摘している。「58同城不動産」の統計データによると、新卒生の就業がピークに入った2016年6月、北京の2ベッドルームの平均賃貸料は、前年同期比14.2%増の4652.34元に達した。また、上海の3ベッドルームの平均賃貸料は、同30.67%増の6677.42元。住宅価格がやや低い第二線都市の成都を見ても、3ベッドルームの平均賃貸料は同4.91%増加した。今年の新卒生の多くは、ルームシェアという方法で家賃コストの節約に努めているが、このような狀況から、約2千元が毎月家賃として消えていくことになる。
希望給與は高くなる一方だが、企業はどのように対応するのだろうか?卒業シーズンの人材募集で提示した初任給が、卒業生の期待額より高い企業が多かった。上海を例に挙げると、金融?銀行?証券?投資業界の各企業が今年の新卒生に提示した平均月給は、昨年比6.3%増の5101元。全國規模でみると、2016年上半期、各業界における業界平均給與の上昇幅(前年同期比)は、サービス業が7.82%、教育?トレーニング業が4.92%、人事?行政?総務が3.63%、上昇幅が最も大きかったのはインターネット業界で、13.24%を上回った。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年8月5日
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