マレーシアの今年の漢字は「苦」に決まった。マレーシアの華人親睦組織「マレーシア中華大會(huì)堂」とマレーシア中國(guó)文化センターが11日に、セランゴール州シャー?アラムで今年の漢字を発表した。新華網(wǎng)が報(bào)じた。
今年度の「今年の漢字」の選考には、過(guò)去最多となる65の國(guó)や地域に住むマレーシア籍の1萬(wàn)4078人が參加した。「苦」の得票率は16.0%。「貪」(15.0%)を抑えて、トップになった。
以下、「稅」(14.1%)、「捐」(10.4%)、「亂」(9.5%)と続いた。その他、「跌」や「恥」、「霾」、「一」、「震」なども候補(bǔ)に挙がっていた。
マレーシア中華大會(huì)堂の方天興會(huì)長(zhǎng)は発表セレモニーで、「『今年の漢字』の候補(bǔ)に挙がった漢字はどれも、マレーシアで今年起きた大きな問(wèn)題や庶民と関係が深い重要な課題と関係がある。『苦』が今年の漢字に選ばれたということは、庶民が、今年から消費(fèi)稅が導(dǎo)入されたことや物価の高騰、通貨の下落などの影響に大きな不満を抱いていることを示している。庶民はいま一致団結(jié)し、共に苦難を乗り越え、來(lái)年を良い年にしなければならない」と語(yǔ)った。
マレーシア中國(guó)文化センターの呉恒燦センター長(zhǎng)は、「漢字には數(shù)千年の歴史があり、奧が深い。『今年の漢字』の選出は、中華伝統(tǒng)文化を継承するとともに、今年起きたことの総括でもあり、とても意義がある。『今年の漢字』を発表している國(guó)や地域で、『今年の漢字』連盟を立ち上げ、共に中華文化を推進(jìn)していきたい」と語(yǔ)った。
マレーシアの「今年の漢字」の選考は2011年から始まった。そのほか、中國(guó)大陸部や韓國(guó)、日本、シンガポール、香港、臺(tái)灣など、計(jì)7の國(guó)や地域が今年の漢字を発表している。2014年のマレーシアの今年の漢字は「航」だった。
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2015年12月15日