習近平國家主席は6日、5日間のアフリカ訪問を終えて北京に戻った。今年の中國外交はこれにより首尾良く完了した。今年は改革の全面的深化の年であり、中國首脳は活発に外遊し、63日間に23の國と地域を訪問し、數百件の経済?貿易契約、數十件の二國間聲明、そして數え切れないほどの良いニュースをもたらした。今年の中國外交の新たな成果、特色、ブレークスルーをまとめた。京華時報が伝えた。
■二大戦略の沿線が外遊の重點に
2013年9月と10月、中國の習主席は中央アジアと東南アジア諸國を訪問した際、「シルクロード経済ベルト」と「21世紀の海のシルクロード」という重大なイニシアティブを打ち出した。「1ベルト、1ロード」の重要な節目として、今年3月に中國政府は「シルクロード経済ベルトと21世紀の海のシルクロードの共同建設を推進するビジョンと行動」を発表した。
今年の中國指導者の外遊先では、「1ベルト、1ロード」沿線國が自ずと重點となった。習主席が今年初めて訪問した國は揺るがぬ友好國のパキスタンであり、當時メディアは「『1ベルト、1ロード』沿線國との連結、協力を始める旅」と報じた。パキスタン訪問では、中國?パキスタン経済回廊が実行に移されるとともに、その重要な地位が初めて明確にされた。つまり「1ベルト、1ロード」の初の旗艦事業であり、重要な融資支援のプラットフォームであり、「シルクロード基金」の初の対外投資事業であるということだ。
東南アジア諸國は地政的に近いため、古來「海のシルクロード」の重要な要衝だ。習主席は「1ベルト、1ロード」は中國1カ國の獨奏ではなく、沿線國の合唱だと指摘した。ベトナムはその代表的な國の1つであり、ベトナムの「両廊一圏」計畫と「1ベルト、1ロード」計畫は大変重なり合う。先月、習主席はベトナムを訪問。両國は2大戦略の連結について共通認識にいたり、一連の協力文書に調印した。