中國科學院古脊椎動物?古人類研究所が12日に発表した情報によると、內モンゴル中部の阿巴嘎(アバグ)旗寶格達烏拉の後期中新世の地層で、600萬年前の契考三趾馬(Hipparion tchikoicum)の化石が発見された。北京日報が伝えた。
三趾馬(さんしば、各腳に指が3本ある馬の総稱)は、北米と舊大陸に広く分布し、後期中新世と鮮新世にユーラシア大陸で活発に活動していた。三趾馬は、地層の対比と環境の再構築の重要な生物學的指標だ。今回発見された化石は今から600萬年前のもので、Baryhipparion亜屬に屬する。Baryhipparionは主に鮮新世のユーラシア大陸北部に分布していた原始的な種。契考三趾馬の化石を多く含むエリアを発見することで、Baryhipparionの地理的意義を認識する一助になる。契考三趾馬の內モンゴル中部での発見により、この種の分布範囲が拡大し、山西省南東部とモンゴルの分布エリアがつながった。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年10月13日