中國外交部(外務省)の華春瑩報道官は25日の定例記者會見で、中印國境問題インド側特別代表にドバル氏が就任することを歓迎するとともに、新たな特別代表會合をふさわしい時期に開き、國境問題の解決プロセスをたゆまず推進したい考えを表明した。
――インド側が中印國境問題インド側特別代表にドバル國家安全顧問を任命したことについてコメントは。新たな中印特別代表會合に何を期待するか。
中國側は中印國境問題インド側特別代表にドバル氏が就任することを歓迎し、適切なチャンネルを通じて祝意を伝える。新たな特別代表會合をふさわしい時期に開き、既存の原則とコンセンサスを基礎に、國境問題の解決プロセスをたゆまず推進したい。
中印國境問題特別代表會合は2003年の開始以來、すでに17回行われ、國境問題についてハイレベルで存分に意見交換し、前向きな進展を得た。雙方は2005年に政治指導原則協定に調印し、國境問題の包括的解決など重要な原則を明確にした。雙方は國境問題が最終的に解決されるまで、國境地帯の平和と安寧を共同で維持することでも合意した。特別代表會合はすでに、解決のフレームワークについて交渉する極めて重要な段階に入っている。雙方はこれについて踏み込んで協議し、初歩的なコンセンサスをいくつか形成した。國境問題の早期解決は中印両國の共通利益に合致し、両國政府の確立した戦略目標でもある。
中國側はインド側と共に努力して、引き続き國境問題交渉プロセスを推進し、平和?友好、対等な協議、相互尊重、相互理解の精神に基づき、公平で合理的かつ雙方共に受け入れ可能な解決策を探り、國境問題の1日も早い、完全な解決を図りたい。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年11月26日