上海市はこのほど、「當市における資本市場の健全な発展の一層の促進に関する実施意見」を発表した。10月1日から施行され、有効期間は2019年9月30日まで。この意見では、上海自由貿易試験區の建設という重大な戦略的チャンスをしっかりつかまえ、上海資本市場の開放水準を絶えず引き上げるという方針が明確にうち出された。海通証券株式有限公司の李迅雷チーフエコノミストは、この措置は人々をやる気にさせ、資本市場の効率を大幅に引き上げ、中國企業の資金調達にプラスになるものと評価する。
この意見に基づき、今後は次のような方針を打ち出す。自由貿易試験區では資本市場のさらなる開放を促進する。自由貿易試験區での資本市場開放の範囲を継続的に拡大する。國の金融管理部門に協力して、資本市場が自由貿易試験の政策の実施を支援?促進するように促し、関連の細則を研究しうち出す。自由貿易試験區內の金融機関と企業が規定に基づいて上海地域の証券?先物取引所に進出して投資?取引を行うよう促し、自由貿易試験區內の條件を満たした個人が規定に基づいて國境を越えた雙方向の投資を行うよう推進する。海外の機関と自由貿易試験區で登録した企業の海外にある親會社とが中國域內で人民元建て債権を発行することを促進する。國境を越えた資本が自由貿易口座を通じて雙方向の流動を実現するよう促す。自由貿易試験區が全國の資本市場の中で対外開放レベルが最高の実験田になるよう努力する。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年9月16日