毎年7月末になると、中國中央テレビ(CCTV) の「春晩」(春節を祝う中國の國民的年越し番組で、日本の紅白歌合戦に相當)の次の総監督が発表される。しかし、今年は2015年の総監督が誰なのかに関して、何の情報も発表されていない。華西都市報が報じた。
「15年の総監督は誰なのか?いつ発表されるのか?14年に総監督を務めた馮小剛 (フォン?シャオガン) 監督のように、CCTV外部の人が招聘されるのか?それとも內部から選ばれるのか?」などが、多くの人の関心の的になっている。そんな中、同番組の製作に長年攜わっているスタッフが28日、取材に対して「來年は閏月(舊暦において加えられる『月』。これによって1年が13カ月となる)があるため、春節が2月中旬になる。そのため、春晩の総監督の発表も、例年より1カ月ほど遅くなる。それでも、監督の選出業務は秘密裏に始まっており、8月中旬か下旬には発表できるだろう」と説明した。
また、「14年の総監督に馮監督が、副総監督に人気コメディアンの趙本山 (チャオ?ベンシャン) が選ばれたように、15年も外部から招聘するのか?」との質問に対して、「私は答えられない。今は、総監督の選出に関する推薦を、同番組の擔當者が上部に伝えている段階で、具體的な事は內密」と話した。
昨年、CCTVは7月12日に、総監督として馮監督を、副総監督として趙本山を選出したことを発表した。同番組の総監督にCCTV外部の人が選ばれたのはこれが初めてだったため、當時は中國のほぼ全てのメディアが、大きく報道した。ただ、馮監督が総監督を務めた春晩に対しては、評価が分かれた。視聴者にとって最も印象的だったのは、中國のトップ舞踏家ヤン?リーピン (楊麗萍)のめいに當たる小彩旗(シャオツァイチー、15)が4時間踴り続けたことだった。そして、コント?漫才系の演目が例年に比べて少なかったことに関しては、視聴者からブーイングがあがった。視聴者からは、15年の総監督に巨匠?張蕓謀(チャン?イーモウ)監督を推す聲が上がっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年7月29日