IT技術がますます進歩する中、飛行機への搭乗スタイルも時流の波に乗っている。あなたが今もなお、チェックインカウンター前の長い列に並んで搭乗手続きを行い、搭乗券を受け取っているのならば、それは時代遅れと言えるかもしれない。広州白雲空港保安検査部門が28日に明らかにしたところによると、中國南方航空(南航)に搭乗する旅客は、モバイルチェックインサービスを利用して自身の攜帯端末で事前に搭乗手続きをしておけば、攜帯電話の2次元コードで保安検査場を通過することが可能になった。羊城晩報が伝えた。
2次元コード付E搭乗券による搭乗手続きは非常に簡便だが、注意すべき點もある。旅客の陳さんは28日、白雲空港の保安検査場で、自分の攜帯端末に表示された南航の2次元コード付E搭乗券と身分証明書を安全保安係員に提示した。係員は、陳さんの2次元コードを機械に読み取らせて出てきた紙の搭乗券を陳さんに手渡した。保安検査を終えた陳さんは、手渡された搭乗券は不要だと思い込み、くしゃくしゃと丸めてごみ箱に放り込もうとした。その時、別の保安係員が慌てて陳さんを止め、「この搭乗券は、お客様が保安検査を済ませた証拠となるものです。この紙がないと、航空機に搭乗できません」と説明した。
〈注意事項〉
●白雲空港の保安検査場において、2次元コード付E搭乗券によって紙の搭乗券の発行が可能な航空會社は、現時點では南方航空のみ。他の航空會社のモバイル搭乗券については、従來通りチェックインカウンターで搭乗手続きを行い、紙の搭乗券を受け取る必要がある。
●攜帯電話に示された2次元コードで保安検査場を通過する際に、保安検査係員は、保安検査を済ませた証となる紙の搭乗券を発行する。サイズが非常に小さいため、注意して保管すること。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年5月29日