秦剛報(bào)道官

　中越漁船衝突に関する日本の指導(dǎo)者の発言について、中國(guó)外交部（外務(wù)省）の秦剛報(bào)道官は27日の定例會(huì)見(jiàn)で「事実を顧みず、どさくさにまぎれて利益を得ようとする、魂膽のあるもので、天下の亂れることをひたすら待ち望んでいるのだと言える」と指摘した。

　――日本の內(nèi)閣官房長(zhǎng)官と防衛(wèi)相は27日、ベトナム漁船が中國(guó)漁船に衝突した事件について、関係國(guó)は緊張を高める一方的な行動(dòng)を止めるべきだと述べた。安倍晉三首相は23日のインタビューで「中越両國(guó)が共に領(lǐng)有権を主張する水域で中國(guó)が一方的な掘削活動(dòng)を行ったことで緊張が高まっている。日本は力や脅しによる現(xiàn)狀変更は容認(rèn)しない」と述べた。

　西沙（英語(yǔ)名パラセル）諸島は中國(guó)固有の領(lǐng)土であり、中國(guó)は全く係爭(zhēng)のない自國(guó)の管轄水域で油田探査?掘削活動(dòng)を行っている。われわれは自らの水域で自らのことをしているのであり、誰(shuí)も招いておらず、刺激してもいないのに、他國(guó)から不當(dāng)に、不法に妨害され、とやかく言われる。これは全く筋が通らないことであり、斷じて受け入れられない。

　日本の指導(dǎo)者の発言は事実を顧みず、どさくさにまぎれて利益を得ようとする、魂膽のあるもので、天下の亂れることをひたすら待ち望んでいるのだと言える。中國(guó)の西沙諸島は第2次大戦中、まさに日本によって武力侵奪?占拠されたのだということを日本側(cè)は忘れてはならない。第2次大戦勝利後、中國(guó)は西沙諸島に対する主権行使を回復(fù)したが、日本側(cè)はこれまで何ら異議を唱えてこなかっただろう？！われわれは日本側(cè)に対して、事実を尊重し、引っかき回すことを止め、無(wú)責(zé)任な発言は二度としないよう促す。

　日本の指導(dǎo)者はいつも中國(guó)の力を説明材料に持ち出す。中國(guó)の力は自國(guó)の主権、安全、領(lǐng)土の一體性を守るために用いている、世界の平和?安定?発展を促すプラスのエネルギーだ。中國(guó)は國(guó)家主権、安全保障、発展上の利益を損なわれる苦しみを甘受する可能性があると幻想を抱いている國(guó)があり、人がいる。もし中國(guó)の力が何かを変えていると言うのなら、変えているのはまさにこうした國(guó)や人の幻想だ。（編集NA）

　「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2014年5月28日