國家衛生?計畫出産委員會がこのほど発表したデータによると、中國の生後0カ月―6カ月の新生児で母乳のみで育つ割合は27.8%で、そのうち農村が30.3%、都市ではわずか15.8%に留まることがあきらかになった。世界銀行が発表したデータでも、1998年から2008年の間、中國の6カ月以下の新生児のうち完全に母乳で育っている割合は67%から27.6%に急減している。中國青年報が伝えた。

　中國の乳児の母乳率の低下には多くの原因がある。働く女性にとって、社會的な支援の不足は無視することのできない要因だ。將來のキャリアや職業への懸念に加え、仕事や家庭での責任を調整する制度面での保証の不足から、多くの働く女性が母乳育児を諦めている。

　仕事の強いストレスによる精神的な緊張や過労、出産年齢の高齢化なども母親の母乳の量に影響を與え、母乳育児を希望しながらも実現できない場合も少なくない。また知識不足による様々な誤った育児法や、健康教育の不足による乳腺炎などの疾病なども、母乳育児率の向上を妨げている。

　國家衛生?計畫出産委員會はこのほど、法律面から母乳育児を推進?強化し、母乳育児率を6割まで拡大するよう提案した。（編集YH）

　「人民網日本語版」2014年3月20日